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創業11周年のご挨拶

〜志を問い、果実を結ぶ〜

 2025年6月10日、当社は創業11周年の節目を迎えました。
この日を迎えることができましたのは、ひとえに当社をご愛顧くださるお客様、パートナー企業の皆様、株主の皆様、そして日々最前線で挑戦を続ける社員一人ひとりの献身の賜物です。心より感謝申し上げます。

 この節目にあたり、改めて心に浮かぶのが、渋沢栄一の唱えた「論語と算盤」という言葉です。「道徳と経済、一見相反するこの二つを両立させることこそが、持続可能で誠実な経営の基盤である」。その考え方は、今なお多くの企業人にとって羅針盤であり続けています。

 私自身も、創業当初から悩んだ時は「ロマン(夢)とソロバン」と繰り返し唱えながら、すなわち「志と現実」の間でいかに舵を取るかという命題と向き合ってきました。理想を語るだけでは社会は動かず、現実の数値だけを追いかけても、人の心を動かすことはできない。その狭間で試行錯誤を重ねてきた11年であったと、今あらためて実感しています。

 当社は、「先端技術を、経済実装する。」というミッションのもと、AIやデジタル技術を社会や産業の現場に届け、持続的な価値を創出することを目指してまいりました。理想を掲げるだけでは価値は生まれません。それを社会に根づかせ、現実世界に意義ある変化をもたらすためには、足元の数字を積み上げていく確かな実行力が求められます。

 当社は今、変化と挑戦の只中にあります。技術と社会の関係性が刻々と変化するなかで、私たちは常に新たな技術こそが、世の中を豊かにするという夢を描きつつ、「昨日よりも今日、少しでも良い世界をつくる」。そのような日々の着実な積み上げも大切にしながら新たな価値創造に挑んでいます。

 これまで支えてくださった皆様に、あらためて心より御礼申し上げるとともに、 これからも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年6月10日
 株式会社アイデミー
 代表取締役 執行役員 社長 石川 聡彦

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