国際会議「NeurIPS 2020」 データ分析コンペティションにて アイデミー データサイエンス部が総合優勝
AIに関する人材育成から実運用まで一気通貫で支援する株式会社アイデミー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 石川聡彦、以下「アイデミー」)は、2020年12月6日から12日までオンラインで開催されたAI・機械学習分野での世界最高峰の国際会議である「Thirty-fourth Conference on Neural Information Processing Systems」 (以下 「NeurIPS 2020」)内分析コンペティションにて、弊社データサイエンス部に所属する竹原大智、品原悠杜が総合優勝したことをお知らせいたします。
データ分析コンペティション「Diagnostic Questions – The NeurIPS 2020 Education Challenge」は2020年7月15日から10月23日にかけて、世界350名以上のアカデミアや企業の研究者参加のもと開催されました。
教育分野でのテクノロジー普及により、パーソナライズされた質の高い教育リソースへ世界中の学生がアクセスできる環境にある現在、その膨大なデータを解析することでオンライン教育の更なる質を高める技術にも注目が集まっています。
竹原と品原が取り組みましたEducation Challengeも、教育データから有用な情報を抽出し、そのデータを利用することで学生の学習成果を向上させる“教育データマイニング技術”を競うもので、今回与えられた4つのタスクにおいて、Task1で1位、Task2で2位、Task3で1位(同率)に入賞し、総合優勝いたしました。
アイデミーではチーム、そしてメンバー各人が技術力や専門性の向上に努め、日々研鑽しております。今回の総合優勝はその結果を示すものであり、今後も人材育成を通じ、ユーザーの皆様への更なる価値の提供、企業のAI活用に寄与して参ります。
【概要】
■タスク
コンペティションのタスクは、選択式の診断問題に対する学生の回答記録を用いて、以下の複数のタスクに取り組むものでした。
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Task 1: 生徒の診断問題への回答が正解するかどうかを予測する
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Task 2: 生徒の診断問題への回答の選択肢(4択問題)を予測する
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Task 3: 診断問題の品質を予測する
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Task 4: 限られた数(10問)の回答記録を選択し、生徒の成績を予測する
■レポートおよびコードの公開先
レポート (Task 1 and Task2)
https://dqanonymousdata.blob.core.windows.net/neurips-public/papers/aidemy/report_task_1_2.pdf
レポート (Task 3)
https://dqanonymousdata.blob.core.windows.net/neurips-public/papers/aidemy/report_task_3.pdf
コード
https://github.com/haradai1262/NeurIPS-Education-Challenge-2020
■詳細はEediによるコンペティションの紹介ページでご覧いただけます
https://eedi.com/projects/neurips-education-challenge
【NeurIPS 2020とは】
Neural Information Processing Systems (NeurIPS 2020)は1987年に設立され、34回目となる今年はオンラインでの開催となりました。International Conference on Machine Learning(ICML)と並び、AI・機械学習分野において世界最高峰の国際会議です。
■NeurIPS 2020公式HP
https://nips.cc/
【データサイエンス部メンバー】
竹原 大智(たけはら だいち)
開発本部 データサイエンス部 リサーチャー
北海道大学大学院卒。
2019年より現職。教育サービスのデータを活用した研究開発に従事。
品原 悠杜(しなはら ゆうと)
開発本部 データサイエンス部 データサイエンティスト
九州大学大学院で情報学を専攻。
ビジュアルデザインに潜む謎を解明することに興味を持ち、パターン認識や機械学習の技術を用いたビジュアルデザインの工学的特徴解析の研究に従事。同大学院修了後、大手通信企業を経て2020年より現職。自社サービスのログをはじめとするデータの分析および、分析結果に基づく戦略策定支援に従事。
【アイデミーではリサーチャー、データサイエンティストを募集しています】
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