東京大学の木下准教授が技術アドバイザーに就任
− プロダクト開発力の更なる強化を目指す −
AIを中心としたDX人材の育成から実運用まで一気通貫で支援する株式会社アイデミー(本社:東京都千代田区、代表取締役執行役員社長CEO 石川聡彦、以下「アイデミー」)は、技術アドバイザーに東京大学大学院工学系研究科 准教授 木下裕介先生が就任したことをお知らせいたします。
アイデミーは「先端技術を、経済実装する。」をミッションとする、東京大学発のスタートアップです。主力サービスであるDX人材育成のためのeラーニングプラットフォーム「Aidemy Business」を通じ、これまでに300を超える組織のDX内製化を支援してまいりました。
アイデミーでは今後の新たな領域のコンテンツ拡充、ならびにeラーニングのネクストステップ体制の強化を図り、更なる企業支援の推進に向け、この度技術アドバイザーとして木下先生を新たに迎えました。
【技術アドバイザー 就任の背景】
ビジネス環境が大きく変化する中で、企業はDXによる経営体制の見直しを図りながらも、環境問題などへの積極的な社会貢献活動も求められています。アイデミーでも昨年末よりGX(グリーン・トランスフォーメーション)講座を新たに設け、企業が求める人材の多様性に速やかに対応する体制を整えております。
木下先生は、ライフサイクル工学や設計工学を基盤としながら、サステナビリティ(持続可能性)に向け、技術と社会のあるべき関係とその設計方法について幅広く取り組まれ、「SDGsに向けたロードマップ設計支援手法の開発」などの数々の研究を牽引してこられた実績をお持ちです。設計学、シナリオ設計、ライフサイクル工学を中心とした専門的知見に基づく意見をいただくことで、GXに関する戦略立案の加速と事業展開の強化を図ってまいります。
【就任に当たってのコメントとプロフィール】
東京大学大学院工学系研究科 准教授 木下裕介(きした ゆうすけ)先生
〈コメント〉
SDGsやサーキュラエコノミー(循環経済)といった社会的潮流を受けて、企業を取り巻く環境は急速に変化しています。その中で、持続可能な企業経営のためには、従来のビジネスからの転換が不可欠と言えるでしょう。私自身はこれまで、サステナビリティに向けた戦略立案支援のためのシナリオやロードマップづくりの方法論開発に取り組んできました。技術アドバイザー就任の機会を活かして、サステナビリティ戦略立案支援のためのDX活用、すなわち、「GX x DX」の可能性をさらに探索していきたいと考えています。
〈プロフィール〉
専門分野は、シナリオ設計、ライフサイクル工学、設計工学、サーキュラー・エコノミー、エコデザイン。2011年大阪大学大学院工学研究科特任研究員、2012年大阪大学環境イノベーションデザインセンター特任助教、2015年産業技術総合研究所製造技術研究部門研究員、2016年東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻 講師、2021年より現職。この間、2019年8月~2020年2月にかけてドイツ・ブラウンシュバイク工科大学、英国・ケンブリッジ大学で在外研究に従事。平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。2010年大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程修了、博士(工学)。