Aidemy 10周年

アイデミー、マテリアルズ・インフォマティクス領域の新サービス「Lab Bank」を提供開始

~ 研究開発組織が研究にフォーカスするためのデータ活用プラットフォーム ~

デジタル変革に伴走する株式会社アイデミー(本社:東京都千代田区、代表取締役執行役員 社長CEO 石川聡彦、以下「アイデミー」)は、2023年7月31日にマテリアルズ・インフォマティクス(以下「MI」※1)領域の新サービス「Lab Bank(ラボバンク)」の提供を開始いたしました。アイデミーは、Lab Bankの提供を通じ、研究員の生産性向上やデータ活用の促進など、研究開発現場におけるDX推進に貢献してまいります。

AIをはじめとするデジタル技術の発展によりMIが注目を集めています。過去の実験記録を正規化されたフォーマットに蓄積することで、機械学習モデルを構築し、指定した配合材料や実験条件から実験結果を予測するなどの新たなアプローチが可能となってきています。また、過去の実験記録を成功事例・失敗事例ともに蓄積し、簡潔に検索できるようにすることで、同種の実験の実施を最小化し、生産性向上に寄与することが期待されています。こうした背景により、材料開発スピードが加速しており、MI活用に注力する企業が増加しています。

アイデミーは、2014年の設立以降「先端技術を、経済実装する。」をミッションに掲げ、オンラインDXラーニング「Aidemy Business」、DX実践研修「Aidemy Practice」、プロジェクトの企画から運用までを一気通貫で支援するプロジェクト伴走型支援「Modeloy」の提供を通じて、企業のデジタル変革(DX)に伴走しています。MIに取り組む企業のサポートをする中で、デジタル技術の活用を前提としたデータ基盤整備の必要性を感じ、この度、MI領域で新サービスの提供を開始することとなりました。

アイデミーは2023年7月31日より、研究開発組織が研究にフォーカスするためのデータ活用プラットフォーム「Lab Bank」の提供を新たに開始いたします。「Lab Bank」はデータの一元管理、研究室の特性に合わせて利用可能な汎用性の高さ、物性予測による実験コストの削減を特徴とするSaaS(※2)で、導入企業における研究員の生産性向上やデータ活用の促進を目指します。蓄積したデータをもとに定型レポートを作成する機能など、研究現場のニーズに適した機能を順次実装し、今後もアップデートしていく予定です。

既存サービスの「Aidemy Business」「Aidemy Practice」やプロジェクト伴走型支援「Modeloy」と、新サービス「Lab Bank」の連動により、人材育成から現場での実運用まで、一気通貫の支援体制をさらに充実させ、MI領域における企業のDX実現をさらに推進していきます。

※1 マテリアルズ・インフォマティクス(MI):機械学習などの情報科学の活用により、材料の製造方法を予測するなど、材料開発の効率化を図る取り組み。ビッグデータやAIなどのデジタル技術の発展に伴い、膨大な実験データや論文を解析できるようになったことで注目を集めている。
※2 SaaS:Software as a Serviceの略。インターネットを介して提供されるソフトウェアのこと。

【Lab Bank概要】
Lab Bankは、研究開発組織が研究にフォーカスするためのデータ活用プラットフォームです。

<特徴>
・データの一元管理
各研究員のデータの情報共有が円滑になり、研究員のデータが暗黙知から形式知へ。ナレッジシェアへとつながります。

・研究室の特性に合わせて利用可能な汎用性の高さ
研究室ごとにデータベースを作成し、ユーザーが入力項目や実験・試験工程をカスタマイズすることができます。

・物性予測による実験コストの削減
これまで蓄積した実験結果をもとに、MIモデルを用いた実験結果の予測を行います。物性予測機能を活用することで、実験回数・時間の削減が見込まれます。

 

<サービス詳細>
https://labbank.jp

<サービスに関する問い合わせ>
https://labbank.jp/contact.html

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